国内最大の市販車ワンメイクレースとしておなじみの「TOYOTA Gazoo Racing 86/BRZ Race 2020」。当社が微力ながらスポンサーする「TEAM ENEOS Generations/チーム・エネオスジェネレーションズ」も、開催変更が相次いだ今シーズン最終戦を「ツインリンクもてぎ」(栃木)で迎えることになった。
国内最大の市販車のワンメイクレースとしておなじみになった「TOYOTA Gazoo Racing 86/BRZ Race 2020」。当社が微力ながらスポンサーする「TEAM ENEOS Generations/
チーム・エネオスジェネレーションズ」は、縮小された今シーズンの折り返し地点と言える十勝スピードウェイに遠征し、第4戦を迎えた。

たった10周のスプリントレース!

86/BRZ Race 2020は本来全8戦のシリーズ戦だったが、新型コロナ禍により全5戦に縮小され、チーム・エネオスジェネレーションズはSUGO(宮城)・十勝(北海道)に参戦しての3戦目が最終戦となった。
前2戦が、雨や霧に悩まされたサバイバルなレースだっただけに、11月21, 22日は穏やかに晴れ、存分に走れるドライコンディションになった。
既に開催された4戦でポイントを重ねたチームと関東近郊のチームで、コロナ対策の規制はあるものの、レース会場らしい華やいだ空気がツインリンクもてぎを包んだ。

21日朝の各クラス予選。今大会は決勝レースが1ヒート/10周のみのスプリントレースであるため、予選順位は極めて重要になる。ポイント上位のポールポジションを懸けた激しいタイムアタックが続いた。
結果オープンクラスは、私たちのチーム・エネオスジェネレーションズ/咲川めり選手が、初戦SUGO以来のポールポジションを見事にゲット。十勝の鬱憤を晴らす、非凡な走りを魅せてくれた。

先攻のオープンクラスでポールポジションを獲得した咲川めり選手[62]。

スタートから1周目は僅差で抑え込むのに成功するが・・・

続く決勝レース。優勝候補の岡田選手に第一コーナーで交わされる。その後2台の激しいドッグファイトとなるが、同等の性能で競われるワンメイクレースの厳しさで、実力伯仲なら抜くのは容易ではない。
最終回までテールtoノーズのまま2位でゴールラインを駆け抜けた。 86/BRZレース初参戦、3レースで2度のポールポジションと決勝レースのファステストタイム、2度の2位を獲得してのシリーズ通算4位は、来シーズンの活躍が楽しみなドライバーである事を確信させた。

熾烈なトップ争いを8周回に渡って展開するが、どうしても抜けない。

参加3戦で、2回のポールポジション、2位2回と大躍進の咲川選手。

エキスパートクラスは、松原亮二選手がトップと0.5秒差で予選6位通過。過去2戦と全く異なるコンディションでも、順位をキッチリ揃える名手ぶりを見せた。
翌22日、決勝レースはトップが中盤から抜けた展開になるが、松原選手を含む4台は最期まで抜きつ抜かれつのデッドヒートとなり、予選と順位を入替ての7位でゴール。
シリーズ通算成績は8位だった。

エキスパートクラス決勝。終始接近戦に持ち込まれた松原亮二選手[162]。

もてぎは、ノーマル規格のブレーキには厳しいコースという。

マシンのパワーもテクニックも拮抗する中で、ガマン比べが最後まで続いた。

ちなみに、咲川・松原両選手のマシンはタイヤも含め全く同等(セッテイングの違いはあるとして)だが、予選・決勝とも松原選手のタイムが速い。
厳しい車輌規定によるイコール性能のマシンだけに、ドライコンディションでタイヤの優劣も無くなると、最終的にドライバーの技量だけになる。大きなミスをしないトップ選手になると、予選で出せるタイム=コンマ数秒の差が、そのまま積み重なって決勝レースの結果になるという。
また、決勝レースで難しいのは集団走行の状態だそうだ。集団になると自分マシンを最適な位置(ライン)に乗せられない。するとブレーキがうまく冷却できず、タイヤは大丈夫でもブレーキがタレてきてペースが落ちる。その逆で、トップや位置取りが自由できる状況だとブレーキに負担が掛からず逃げ切れるそうだ。
マシンの性能差が無いだけに、ドライバーの資質が問われるTOYOTA Gazoo Racing 86/BRZ Race。“プロ”も恐れるワンメイクレース!? というキャッチが、なるほどとうなずける。
7月からわずか3戦だが、レーシングチームの内側にお邪魔させてもらい、これまで外から見ていたのと違うカーレースの面白さ、ディープな世界を堪能できた。
突然の部外者を親切に迎え入れてくれた、チームの皆さんに感謝を申し上げたい。
来シーズンは新型コロナ禍から脱出し、モータースポーツが多くのファンを呼べる状況に戻ることを願わずにいられない。

モータースポーツの魅力を再発見させてくれた、全チーム員に感謝!

86/BRZ Race 第7戦十勝スピードウェイ

*今年度は予定8戦中、5戦のみが開催された。

[クラブマンシリーズ]

  • エキスパートクラス結果
    • 162号車
    • ドライバー:松原亮二
    • 予選:6位
    • 決勝:7位
    • 年間ポイント:8位
  • オープンクラス結果
    • 62号車
    • ドライバー:咲川めり
    • 予選:1位
    • 決勝:2位
    • 年間ポイント:4位