はじめまして。代表取締役の西野彰芳です。
リテールサーチ株式会社のホームページをご覧頂き誠にありがとうございます。
私は高校野球観戦が大好きで、中でも、地方大会での球児たちの熱戦には、いつも心を打たれています。
現代の高校野球は、科学的トレーニングに加え、対戦チームの情報分析も緻密に行われ、そこで立案された戦略や戦術が日々の練習に組み込まれる時代になっています。
しかし勝負ごとは非常に冷酷で、両チームが勝利を目指してあらゆる努力を積み重ねたにもかかわらず、最終的にどちらかが「勝つか・負けるか」を決しなければなりません。

「ナイスゲームだったね」「惜しかったね」「よく頑張ったね」……
アマチュアスポーツでは、青春の思い出として、そうした温かい言葉が敗者にも向けられ称賛されます。
しかし、プロの世界では「勝つか・負けるか」は、選手生活に直結するよりシビアなものです。
もちろん小売ビジネスも同様で、商圏内に類似の競合店があれば、「繁盛店とそうでない店」とに明確に分かれてしまうのが世の常です。

マーケティング戦略の世界では4Pといわれる製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の基本要素があります。これは売り手の視点から見た販売手法で、「何をどのように顧客に提供するか?」のフレームワークですが、今は、買い手の視点から見た販売手法で「商品購入が自分にとってどのようなメリットにつながるか?」の情報を着目する時代へと変化しています。SNSに代表される様に、プロモーションは必ずしも企業が実施しなくとも、消費者が「口コミ」で拡散する時代へと変化しています。
そこには、商品の価値のみならず、リアル店舗で働く「人」への評価も含まれているといっても過言ではありません。
多店舗展開されている企業内であっても、運営リーダーや店長が入れ替わった途端に、売上が劇的に改善する「店舗運営力の差」「チーム力の差」により、お客様から支持を得られるか否かが分かれるケースもあります。すなわち小売ビジネスの成否は、人の質、つまり“人財”の関わり方によって大きく左右されます。

私自身、石油総合商社に就職して以降、ガソリンスタンド店長、統括マネージャー、営業部長、営業企画部長等の職務を通じ、現場における「人」と「組織」の大切さを体感してきました。
さらに、飲食店やコンビニ、写真館、クリーニング店の立ち上げなど、異業種経営にも関わり、トライアンドエラーを繰り返すことで様々な小売業の特徴や実態を五感とデータで把握してきました。
また、現場にいくら統一、画一化したオペレーションマニュアルや、最新のITシステムを導入しても店舗による業績の差が大きく出る点に悩まされ、最終的には、そこに働く従業員のモチベーションを左右する人事評価制度、そこに向かうためのプロセスとの連携が必要であることを痛感した経験もあります。

多様な人の力をいかに生かすか

今後、一段とIT化が進み、POS等からのビックデータの活用が進化しても、店舗に来店されたお客様をお迎えし、売上に結び付けるのは結局現場で働くスタッフの方々です。
また、少子高齢化が進み、多様な人々の労働参画が販売現場にも求められる中で、これからは従業員間のジェネレーションギャップや海外で生まれ育った方々と一緒に仕事をしていく機会が増えていくことが当たり前の時代となります。
スタッフそれぞれが相互に認め合い、共に頑張れる職場環境が整っていれば、お客様に支持される店舗創りを安定的に継続していくことは可能と私は堅く信じています。
加えて経営者の方々には、これまでの延長の考え方ではなく、環境変化に速やかに対応していく革新性がますます求められていくでしょう。
そこで働く方々を中心に据え、人と企業が継続的に成長できるイノベーションを起こすソリューションを提供する。弊社は、そんな会社でありたいと考えております。

経歴

石油総合商社入社
販売部門に配属後、ガソリンスタンド店長や人材育成チームリーダー等に従事
その後、元売と協同でセルフSSの新店舗立ち上げや教育システムを構築
本社部門に昇格後、カーケア、油外収益責任者、新規事業開発責任者として従事
営業企画部部長として全社の販売促進企画、新商品の導入、業務マニュアル
店頭オペレーションフローの構築・運用等に関わる

総合プランニング・広告代理店入社
石油元売、石油商社、自動車カーディーラー、洗車機メーカーなど種々の業界の法人顧客を担当
リテール中心のコンサルティング業務に従事
新規プロジェクト立上げ、営業推進、ナショナルキャンペーンの企画立案、施策実行
セールスマン向け研修会、販売マニュアル・オペレーションマニュアル企画・運用
研修会、講習会、セミナー講師等、コンサルティングスキルを積む

リテールサーチ(株)を設立。
コンサルティング業務開始
ファシリテーション業務開始
広告代理業務開始
デザイン制作業務開始
WEBシステム開発業務開始

現在に至る